おはようございます。執行部書記 g です。
今回は前回解説したキーワードを踏まえて、
デッサンリレーバトルについて動画を追いながら解説していきたいと思います。
まずは、決戦の舞台となった自由デッサン室について。
自由デッサン室があるのは、アートテイクと呼ばれる多摩美の旧図書館跡地に新設された建物で、
ギャラリー、アトリエ、個人コレクション・アーカイブ、ポスターコレクションギャラリー、収蔵庫などで
構成される知と創造の多面的複合施設です。
そして、高い天井と照明・自然光で演出されるデッサン室は、
まさに、デッサン狂の為の空間。
3チームが各々イーゼルを設置してもこの余裕です。
お気づきかと思いますが、普段よく見る様な石膏とは違い
胸像ではなく全身像でのデッサンができるのも大きな魅力でしょう。
さて、もうすでにご覧の事と思いますが決戦の全容は動画に収められていますが、今回は解説を加えて、静止画で追っていきます。
まずは、飛び入りチームの当たり取りから。
プロセスでの一番最初の部分です。
この段階では構図や切り取り方以外の表現の差は感じないと思います。
が、
ここにあるのは全身像なのです。
頭から足の先までの石膏像のどの部分を切り取るのか。を考えなくてはいけません。
デッサンスケールや鉛筆で測ったりしながら決めていくわけですが
ここからもう、表現だなと。
今回の3チームともかっこいいなと!
と、デッサン経験の浅い私は感動してしまいます。
各チームの解説動画で確認出来ますが、
飛び入りチームの一番手Aくんは手で当たりを取っていて、
プロ女チーム一番手ひふみんさんはデッサンスケールて取っています。
そうやって見るだけでまた面白いです。
そして、Aくんの取った構図で3人の手を通り描き進められると
ここまで仕上がってきます。
画面の中の収まり、かっこいいですよね?
もう、十分では?と思ってしまいますが、
やはり、皆さんやり足りない、まだ行ける!と
「石膏が痒いと言っている」というパワーワードもこぼれながら、
最後の調整をギリギリまで行います。
いつまででも描き続けることのできる猛者たちですが、
一応、対決としての区切りをつけて3チームのデッサンが出揃いました。
上部メニューのDRAWINGにも掲載していますが、
それぞれ大きく見ていきましょう。
3枚を並べるとこんな感じです。素晴らしい。
なんとなく見ていると、バトルとしての雰囲気や描き上がっていく
プロセスだけで楽しめてしまうのですが、鉛筆をもつ人の手の動きや
プロセスの違いを見てみると、発見や気づきがあり、また面白いので、
各チームごとの解説動画も是非ご覧ください。
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